MLB NEWS翻訳- 2022-2023のホットストーブシーズンの8つの大きなサプライズ

 原文:Hot Stove 2022-2023 biggest surprises (mlb.com)

これを読んであなたが驚くということはないだろう。毎年、私たちはホットストーブシーズンのびっくりする出来事を書き連ねているが、実際毎年のように私たちの不意をつく出来事が起こるからだ。

まだこれからもびっくりする出来事があるかもしれないがストーブリーグの8大ニュースとともに、ひとまずはこの冬を振り返ってみるとしよう。


1.とにかく…カルロス・コレアに関するすべて

「コレア列伝」はこのリストのトップ3に入る資格がある。

移籍選手の移籍先チーム確定のニュースで目を覚ます(東部標準時で)というのは、短い期間ではあったが、伝統であることに変わりはない。これは実際のところ昨春、3月も半ばの夜にツインズとコレアが短期契約を結んだというニュースが舞い込んできたころまで遡る話だ。

そしてそれはアーロン・ジャッジとの契約に至れなかったジャイアンツがコレアに目標を切り替えたときにもう一度起こった。

そしてさらに、身体上の問題でサンフランシスコとは破談になったコレアに対しメッツが、オーナーであるスティーブ・コーエンのハワイへの休暇旅行中の交渉により急襲したことでもう一度。

それから私たちはある深夜に、ツインズがコレア獲得市場の最前線に舞い戻ったことを知った。そして実際にツインズが再びコレアを獲得したのだ。

すべてはコレアの下肢の金属プレートのせいだ。

ツインズにとってはなんという"スチール"だろうか!

2021年シーズンが終わってから、コレアはアストロズに残留するための5年1億6000万ドルのオファーを退け、マーケットを開拓することを望んだ。最終的にはアストロズとの契約でもカバーされる5年間での1億7200万ドルと、それに追加で2年総額約6300万ドルの保証、その後の4年間のチームオプションもあるという契約を得たのだ。

つまり、コレアはアストロズから提示された契約を上回るオファーを得たのだ。しかし、ジャイアンツとメッツを含む我々全員は彼が断固としてそのオファーを振り払うと……そして結果的により小規模な契約に落ち着くと予想していたと言えるだろう。


2."放火魔"ジャッジがジャイアンツと対面した5分間

アーロン・ジャッジの行方は今冬の野球界最大の話題であり、ウインター・ミーティングの最大の関心事でもあった。サンディエゴのすべての記者たちもこの話題を追っていた。ファンたちはジャッジをめぐるジャイアンツとヤンキースのバトルの話題を追い、あるいは別のチームが最後にジャッジを掻っ攫っていったりしないかと考えたりもしていた。

仔細への関心、期待、注目が高まっていた。

そして出火が起こった。

ニューヨーク・ポストとMLBネットワークのジョン・ヘイマン氏は「アーソン(Arson=放火魔)・ジャッジがジャイアンツへと向かった」とツイートしたことで、ウィンターミーティングは沸き立った。ロビーは騒然となり、ジャイアンツとヤンキースの幹部はジャッジの代理人と連絡を取ろうと必死になり、インターネットは…インターネットだった。つまり、このニュースとタイプミスの両方で大騒ぎになった。

数分もしないうちにヘイマン氏はツイートを削除し、誤報を謝罪した。ヘイマン氏はニュース速報を打ち出す人と知られており、今冬のコレア列伝を一手に引き受けたことは称賛に値する。何らかの意図を持った匿名筋からの情報を扱うのは難しく、間違いも起こりうる。だから我々は彼を許そう。しかし、我々はジャッジがジャイアンツの一員で、そして放火魔であったあの熱狂した瞬間のことは決して忘れられないだろう。

(その後ジャッジは、大方の予想通りヤンキースに残留した。)


3. ザンダー・ボガーツは……パドレスへ??

ボストンの顛末にはあとで触れるが、まず、パドレスが予想外のことをやるかもしれないと想像していたとしても、これは予想外のことだった。

ここ数年で、マニー・マチャドとの契約やフェルナンド・タティスJrの契約延長、フアン・ソトのトレードでの獲得などを含め数々の大型契約を成立させたことでパドレスにはもう帽子から取り出すウサギの数が足りないと思っていた私たちを許してほしい。MLB市場13番目に大きい契約でもう一人ショートを獲得してでもチームを拡張しようとしたのは、近年のパドレスの傾向を考慮しても大胆なものだった。これで3年連続で球団の総年俸額を更新した。パドレスの支払いは2019年から次のフルシーズンの2021年へは80%増加し、2021年から2022年の支払いはさらに21%増加したのだが、今年はさらに18%上昇する見通しだ。

チェイス・ヘッドリーを保持し続けられなかったころのパドレスを思い出してみな?そして、今のパドレスを見てみろ!


4.契約の規模

この冬はメッツの大盤振る舞いだけではない(とはいえ、メッツは今オフでFA選手と年俸調停権を保有する選手に対し、パイレーツの過去10年分の総年俸額以上を費やしたのだ)。

少なく見積もっても、この冬で38億ドルがFA選手に投資され、昨年のそれの33.1億ドルという記録を上回ったのだ。

過去の13大契約のうち4つは今オフに結ばれ(ジャッジ、トレイ・ターナー、ボガーツ、そしてラファエル・デバースの契約延長)、年平均額では史上4大契約のうち3つは今オフに結ばれた(ジャスティン・バーランダー、ジャッジ、ジェイコブ・デグロム)。9人の選手が9桁(1億ドル以上)の契約をゲットし、そこには始めてリリーフ投手(エドウィン・ディアズ)が含まれた。

過去10年かそれ以上の間加齢曲線に非常に注視してきた業界にあって、39歳の選手(バーランダー)が過去のFA市場選手の誰も達せなかった年平均額を記録し、30歳のシーズンに突入する二人のショートストップ(ターナーとボガーツ)が11年契約に至ったのだ(さらに、28歳のコレアが身体検査の前には12年契約を手にしていた)。そして過去健康にシーズンを戦った経験の乏しい31歳の選手(ジャッジ)がフリーエージェント史上最大の契約を勝ち取った。

大きなリスクを背負わなければならない市場環境だったのだ。


5.デグロムの契約

デグロムがニューヨークを離れることは衝撃的ではなかった。また、彼がレンジャースというこの冬投手に大型投資しそうだと目されていたチームに渡ったこともそう驚くことではなかった。

驚きだったのは、空いた口も塞がらないような、その契約それ自体だった。5年総額1億8500万ドル。確かにデグロムは世代のなかでもっとも素晴らしい投手だが、2021年7月7日以降肘と肩甲骨の問題で12試合しか先発登板していないという小さな不安があるのだ。

デグロムの5年契約の総額は、レイズがショートストップのワンダー・フランコとの2022-2032年の11年契約で支払う額よりも300万ドル高い。バーランダーが10年前にタイガースと結んだ7年の契約延長の額よりも500万ドル高い。MLBの歴史で最大の大型契約を結んだマイク・トラウトの31歳から35歳の5年間(一方デグロムは今年35歳になるシーズンを迎えるのだが)の年俸額とも比肩しうる額だ。

端的に言えば、これは過去2年間大量に欠場(missed a massive amount of time)してきた大天才選手に対する(to a massive talent)大規模なコミットメント(a massive commitment)ということだ。


6.ドジャースが比較的おとなしかった

2022年以降に大金が帳簿に記載されないようにすることで、フリーエージェント戦線の最前線にドジャースは身を置こうとしたのかもしれない。それよりも、贅沢税の超過ペナルティをリセットしようという試みであることは明らかだ。トレバー・バウアーの23年の年俸の大部分を負担することが分かっている今、大型契約を実行するのは難しいだろう。

だから、バーランダーをローテーションに加える代わりにノア・シンダーガードを選んだ。ショートストップにはターナーの代わりに、ミゲル・ロハスを選んだ。テイラー・アンダーソン、アンドリュー・ヒーニー、ジャスティン・ターナー、そしてコディ・ベリンジャーはチームを去った。ドジャースの動きは2014年の ジェイソン・ヘイワードとシェルビー・ミラーの取引を思い起こさせる...ジェイソン・ヘイワードとシェルビー・ミラー!?

しかし、ドジャースなのだ。過去10回中9回NL西地区を制し、スマートな支払いを創案し、発展させている。だから、今回の動きもすべてうまくいくのかもしれない。しかし、それにしても、L.A.の動きとしてはとても奇妙で、驚くべきものなのだ。


7.レッドソックス(これだけ。これが見出し)

9月にキケ・ヘルナンデスが契約延長に合意したとき、彼は記者に「ボストンに留まったのは野球部門のトップのカイム・ブルーム氏から2023年のチームは2022年よりも良いチームにすると約束されたからだ」と話した。それは彼らの今の立ち位置を考えれば低い目標であるのと同時に、彼らのロースターの複雑性を考えれば難しい注文でもあるのだ。しかし、このようなコメントからも、ボストンが好不調を行き来する傾向にあることからも、レッドソックスの冬がどのようなものになるのかということに関心は尽きなかった。

そして、それは私たちが想像していたようにはならなかった。ボガーツはチームを去り、チームをよくするという約束にとっては大きな打撃となった(そしてトレバー・ストーリーが肘を手術したというのはボガーツの抜けた穴をさらに大きくした)。レッドソックスが外野手の吉田正尚と結んだ契約の合意に至るスピードとその規模(5年総額9000万ドル)は業界に衝撃を与えたのだが、その吉田がレッドソックスでどのようなパフォーマンスを見せるかには様々な意見がある。レッドソックスはさらにケンリー・ジャンセンとジャスティン・ターナーとも契約したのだが、この二人の年俸を合わせると、今季ムーキー・ベッツがドジャースで得る額よりも少し高くなる。レッドソックスはさらにトレードの噂を振り払うべくデバーズとも契約延長に至ったが、彼らのチームづくりには昨年と同様多くの疑問がつきまとい、そして新たな疑問が浮上してもいる。


8.ショーン・マーフィーのトレードは…ブレーブスへ??

チーム再建中のアスレチックスに関しては、2022年好調だったマーフィーが年俸調停権を獲得したことに伴い、彼を放出するのはほとんど間違いないとされていた。しかし、あのブレーブスが、ベースボールリファレンスのWARではMLBで3番目のキャッチャーを抱え、その彼とさらにそのバックアップ捕手(トラビス・ダルノーとウィリアム・コントレラス)までも2022年オールスターゲームに送り込んだチームが、マーフィーを獲得するとは思わなかっただろう。

ブレーブスがマーフィーと本格的に交渉し始めたと言われ始めたときでさえ、彼らはその噂に反論し、マーフィー獲得の気運をかき消そうとした。それから一週間かもう少し経って、3チーム間でのトレードに至り、コントレラスはミルウォーキーに行くこととなった。油断ならないな!そしてそれは驚くべきトレードだった。

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