人生の味
ここ数年で、辛いことがあったときに「これくらいのことがないと人生に味が出ない」と思えるようになった。実際、万事順風満帆にいっている人と比べるとおそらく苦しい経験も重ねてきた人のほうが人間として深みというか面白さがあると思う。
自分もそんな人間になりたい。では自分が出したい人生の味ってどんな味だろうか。
恋とか青春を甘酸っぱいと形容するのはよく聞くけど人生全体でいうと「甘酸っぱい」はなんだか嫌だ。ほろ苦い経験、なんて言葉もある。自分はほろ苦い味が好きだしそれでもいいとも思う。しかし、ほろ苦さの純度を高めていくと人生トータルでしんどいこと多くないか?ともなる。肉や甘いものを食べると幸せな気分になるが、それらが人生のベースだと胃もたれしそうだ。それに摂取のしすぎは健康を害するイメージがあるし毒々しい。
そう考えていくと最後にたどり着くのはうまみだ。昆布や干ししいたけを水に戻すとじわじわ出てくるような、あるいは発酵食品特有のうまみ。長い時間をかけてゆっくりゆっくりそれらを醸成していくような、そんな人生にしたい。僕はしいたけを目指す。
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