勝負の前には掃除をする
勝負の前には掃除をする。どうしてかは説明できないしそもそも考えたこともない。単にそういうことになっている。
中学生のころから、野球の試合の前には練習場の投球板とホームプレートをタワシで擦っていた。年季の入ったそれらは決してピカピカにはならなかった。真っ白にはならなかった。それでも砂塵に塗れたまま放置するよりはマシだと思った。当時の私には信仰があった。家に帰ればスパイクを磨いた。泥を落とし、湿らせたボロ雑巾で拭いて、コーティング剤を塗った。グラブにはあまり触れなかった。グラブに関しては普段から念入りに手入れしていたし、試合前にオイルを塗ったりするのはグラブが重くなってしまってかえってよくないという信仰があったからだ。
高校1年生のころの担任は「一に掃除、二に部活、三、四がなくて五に勉強」と言った。「テスト前に限って部屋の掃除に凝ってしまう」みたいな話があるが、私にとってはそれは必然だった。勝負の前には掃除をする。センター試験に行く前に家のトイレと自室を掃除した。ホテルではシーツを整えた(信じられないかもしれないが、田舎の人間にとってはセンター試験は泊りがけのイベントだ。そういう世界がある)。個別試験でも同様だった。
と、ここまで書いてみて気づくのは、逆説的に、いつも掃除をしっかりしている人はいつも勝負をしているのではないかということだ。いつも勝負に臨める人は好機を掴めるのではないか。
毎日掃除するか…
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