フックの法則
2月の中ごろ、高校のころの同級生から突然LINEがきた。
「Among Usやらない?」
久しぶりの連絡がこれかよとも思ったが、そのまま12人ほどのメンバーでLINEグループが作られ自分もそこに入った。
それから半月あまり、実際に何度かLINEのグループ通話機能を使いながらAmong Usをプレイした。ゲーム中はほとんどマイクをミュートにしているし、ミュートを解除するときも時間が限られているから余計なことは話さない。それでも、ゲームの合間に誰かがトイレに行ったりだとか、途中で入ってくるメンバーを待ったりしているときなんかは他愛のない話をする。そういったなかで、もう2年や3年まったく連絡をしていなかった人間の近況が見えてきた。皆、それぞれの場所で頑張っていて自分は置いていかれてしまっているような気分になった。
一方で成績が思わしくなく、留年が決まった者もいる。彼に対してもそれはそれで羨ましいという感情を抱く。自分で言うのも変な話だが、自分はこれまで割と羽目を外さずに生きてきたと思う。これ自体は胸を張れるとまでは行かなくとも、プラスに捉えることができる。しかし、それ故に、いつかとんでもないことをしてしまうのではないかという恐怖は年々増大する。変なことをするときというのは、押し縮めたバネを離すようなものかもしれないと思う。そういう意味で自分はもうずっと長い間、バネを押しっぱなしだ。押したぶんだけバネは跳ぶ。いつか「若気の至り」では済ませられないことをしてしまうのではないか。
留年した彼はこれでバネにかかっていたテンションを解放したのではないかと思う。バネを押し続ける自分だけ、異常さが先鋭化していく。
コメント
コメントを投稿