フリマサイトなどによって買い物の心理的ハードルが下がっているという話
昨日の Nebule Capsule を買ったという記事では最後に「使わなくなったら売ればいい」として締めた。この記事を読み返してみて、無意識のうちに買う前から「あまり気に入らなかったら売ればいいか」と思っている自分がいることに気づいた。
このモバイルプロジェクターの買い物に限った話ではない。7月のはじめに Xiaomi の Mi 11 lite 5G を買ったという話もしたが、そこでも、その当時メインで使っていた端末を売ることを前提として購入を決断した(結果的にちゃんと20,000円ほどで売れた)。今年の3月ごろ出費がかさんだ時期にも収支のバランスをとろうと、プレイ頻度が下がっていた Nintendo Switch を売った。同じころ Google Home mini も売った。
背景にはフリマサイト・ネットオークションなどが一般化したということがあるように思う。もちろんそれ以前から、古くは本の買い取り、そしてゲームや携帯電話などの買い取りといった店舗型のサービスはあったが、どのくらいの値段で売れるのかという情報は当たり前のように得られるものではなかったように思う。個人対企業という構図では買取価格への納得感もあまりなかったのではないかと思う。どの会社とは言わないが、本の買い取りではクソみたいな値段をつけて買い取る会社はある種われわれの共通認識というかネタになっている(大量の本をとにかく手っ取り早く処分したい、というときにはありがたいと思えるのだが)。
それに比べてメルカリやヤフオク、ラクマなどでは同じ商品が過去にどのくらいの値段で売れたのかという取引の情報が溢れているし、メルカリのアプリでは値段を設定する際に「XX円~ZZ円だと売れやすい」みたいなサジェッションが表示される。こういう情報を頭の中に入れておくと「仮に1年使ってから手放すとしてそのころには○円くらいで売れるか、そうすると実質○円か」という計算をしてから買うかどうかを考える。売るという手段があるのとないのとでは購入に至る心理的ハードルがけっこう違ってくるのではないだろうか。
いわゆる転売ヤーの買い占めが社会問題化し、さらにそれに対してフリマ事業者が施す規制も甘いのではないかという指摘もある。私個人としても、「使うつもりもない新品をたくさん購入して売る」という行為、「買い占めによって釣り上がった価格の商品を買う」という行為のどちらも理解できない。しかしながら、中古品を安く買える、買ってみたけど合わなかったものを売れる、というのはありがたい。顔も合わせなず、個人間で取引をするというのはリスクもつきまとうが、こういったサービスをうまく活用していきたい。
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