寺島成輝がここで終わるわけがない

 10月も半ばを過ぎた。朝のホットコーヒーや、インスタント味噌汁が美味しいこの頃だ。プロ野球もクライマックスシリーズを終了し、ドラフト会議が20日に行われ、それから日本シリーズが開催される。

ドラフト会議では今年もまた100人ほど、新たなプロ野球選手が誕生するだろう。しかし、チームに加入する選手がいれば、それはつまり退団選手も出てくるということを意味する。

今月4日には、今季のセ・リーグを制したヤクルトスワローズから3選手が戦力外通告を受けたことが明らかになった。その中には、2016年のドラフト会議で1位指名された寺島成輝選手も含まれていた。

寺島は履正社高校3年生だった2016年の夏、激戦区の大阪大会を制して、第98回全国高等学校野球選手権大会に出場し、3回戦進出を果たしている。3回戦では先発登板を回避し、寺島がリリーフする前に先行されてしまったこともあり、常総学院に敗れてしまったが、あの夏の寺島の投球は支配的だった。

甲子園大会の後のU-18アジア選手権大会では最多勝、最優秀防御率、ベストナインに輝いており、当時横浜高校の藤平尚真(楽天)、花咲徳栄の高橋昂也(広島)、作新学院の今井達也(西武)と並んで高校BIG4と称された。

彼らと同じ学年で、当時高校3年生だった私は、甲子園での投球を見ながら寺島がこの世代のトップランナーとなるのだと思っていた。先述のとおり、寺島は即戦力の期待を受けてヤクルトに1位指名されたが、怪我もあってかなかなか一軍で活躍することは叶わなかった。

4年目の2020年には一軍でリリーフとして30試合に登板したものの、2021年は1試合、2022年は登板がなく、二軍でも5回13失点の大炎上で話題になるなどふるわず、戦力外通告となってしまった。

この世代は高卒であればプロ入りから6年、大卒であれば2年を経て明暗が分かれてしまった。先述の高校BIG4でも一軍で一定以上の成績を残しているのは今井だけだ。そして、高校時代はあまり知名度がなかったドラフト4位指名の山本由伸(オリックス)が史上初めて2年連続の投手5冠を達成するなど、プロ野球の歴史のなかでも有数の「最強投手」となった。そのほかでは堀(日本ハム)、木澤(ヤクルト)、入江(DeNA)、平内(巨人)、浜地(阪神)、水上(西武)、野手では牧(DeNA)、佐藤(阪神)、坂倉(広島)が一定以上の成績を残しており、世代を牽引する存在だと言えるだろう。

山本強すぎる問題。

2016年当時の私に「高校BIG4のうち今井以外の3人はプロ6年の時点で鳴かず飛ばずだぞ」と言ってもおそらく簡単には信じてはくれないだろうと思う。それくらい寺島や藤平は飛び抜けた存在に見えていた。

ただプロ入り後6年といっても来年で25歳を迎える世代であり、まだまだ老け込む年齢ではない。幸いにも、寺島は現役続行の意志を示しており、仮に育成選手や社会人野球などといった形になったとしても、もう一度マウンド上で輝く姿を見てみたいと個人的には思う。

ついでに寺島と同じ世代かつ私の応援する楽天に所属する藤平や早川(木更津総合→早大)も「こんなもんじゃない」と思っているのでなんとか活躍してほしい。

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