ガードハローに花束を

 先日、びっくりするニュースが飛び込んできた。

花王の歯磨きペースト、ガードハローが10月31日をもって生産終了になるというのだ。
ガードハローといえばまず安いというイメージが先行する。事実、スーパーの歯磨きペーストを売っているコーナーを見渡してみると、大抵の場合ガードハローが一番安い。88円とか98円とかだ。ガードハローに太刀打ちできるのはホワイトアンドホワイト(ライオン)くらいだろう。

そういうわけで私は随分とガードハローに助けられた。高校を卒業して実家を出て、お金がなくて歯磨きペーストは長い間ガードハローを買っていた。ときどきホワイトアンドホワイトに浮気したこともあったものの、5年ほどの間ずっとガードハローを使ってきた。

ここ数ヶ月の間で少しだけリッチな気分(あくまで気分だけ)になってガードハローやホワイトアンドホワイトから脱却して、一時期はアパガードとかいうガードハローの対極にあるようなものを使ったりもした。ガードハロー生産終了のニュースを聞いたときもオーラツーという割りと高めの製品を使っていたわけで、ガードハローに助けられていた日々のことを忘れかけてもいたかもしれない。

もうガードハローを買うこともないだろうと思っていたが、生産終了と聞くと突然悲しくなってきて、そのニュースを聞いてすぐにガードハローを買った。全然金がなかった(今でも少しマシという程度で貧しいが)あの頃の記憶が少し鮮明になった。ハングリー精神のようなものを思い出した。半年後には社会人になって少しは余裕も出てくると思うが、こういう気持ちを忘れないようにしたいと思った。

もうしばらくすると、歯磨きペーストの売り場でこの青・赤・白のパッケージを目にすることもなくなると思うと少し……いや、かなり寂しいかもしれない。1970年に販売開始ということで半世紀以上の歴史をもつが、間もなくその歴史に幕を下ろすことになる。今までありがとうガードハロー。私にとってある種ハングリー精神のアイコンです。

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