MLB NEWS翻訳- エンゼルスのオーナーシップは大谷翔平にどう影響するか
https://www.mlb.com/news/how-angels-ownership-affects-shohei-ohtani
アナハイムよりーーエンゼルスのオーナーのアルテ・モレノ氏は昨年8月にエンゼルスの売却を模索していたが、先週、球団を売却しないということを発表し、多くの人を驚かせた。
大方の予想ではモレノ氏は球団を売却するだろうと言われていたし、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏もウインターミーティングにおいて交渉のプロセスは順調に進んでおり、シーズン開始までには話はまとまるのではないかと話していた。しかし、モレノ氏は最終的にオーナー権を保持したいとして1月24日には球団を売らないと声明を発表した。
これは、フロントオフィスやコーチングスタッフを含め、球団組織にちょっとした波紋を呼んだ。新しいオーナーにより組織を一新することもできたかもしれないが、モレノ氏が指揮する以上、もうそれはありそうにない。GMのペリー・ミナシアンとの契約は2024年までで、監督のフィル・ネビンとは、昨季ジョー・マドン監督の解任後106試合で監督代行を務めたのに引き続いての1年契約だ。
ミナシアンとネビンには今季改善しなければならないものがいろいろあるが、少なくとも球団のオーナーが誰になるのかは知っており、誰がオーナーになるのか、そしてそれによって物事が変わっていくことを心配する必要はない。
しかし、もっとも大きな疑問はこれが二刀流スーパースターの大谷翔平にどう影響するのかだ。彼は今季終了後フリーエージェントとなるのだ。大谷は10月1日に、調停を避ける形で3000万ドルでの1年契約を結んだ。しかし、新オーナーが決まるまでは大谷とのさらなる契約延長を模索することはないだろうと予想されていた。
モレノ氏がオーナーを続けることになって、大谷と彼の代理人のネズ・バレロはいつでも延長の交渉ができるだろう。大谷は彼自身ともう1人のスーパースターのマイク・トラウトを中心としてエンゼルスが勝てるチームとなっていけるのかを見ているようだ。
エンゼルスは大谷と2018年シーズンからの契約を結んで以来、勝率が5割を超えたことはない。大谷はかつて、勝つことが彼にとって最も重要なことであると語っており、そして、エンゼルスが強いチームになることを信じなければならないだろうとも話していた。
これを考えると、2014年以来のポストシーズン出場を狙うエンゼルスとしては今シーズンはより一層重要なものとなる。しかしながら、アストロズ、マリナーズ、レンジャースがコンテンダーとして戦う以上、この地区は依然としてタフで、簡単にはいかないだろう。
エンゼルスは今オフシーズンは補強に意欲的で、昨シーズン悩まされた問題へ対処する姿勢を見せている。直近では、外野手のブレット・フィリップスと120万ドルの1年契約を結び、更に左腕のタイラー・アンダーソン、内野手のブランドン・ドルーリー、救援投手のカルロス・エステベスとも複数年契約を結んだ。そしてトレードにより外野手のハンター・レンフローと内野手のジオ・ウルシェラも獲得した。
エンゼルスのペイロールは現在およそ2億600万ドルとなっており、2022年の1億8000万ドルよりも一段階高くなった。贅沢税の面からは、エンゼルスの40人のペイロールは現在およそ2億2100万ドルとなっており、最初の課税ラインは2億3300万ドルとなっている。
つまり、エンゼルスは競争的なロースターを築こうとしているが、私たちは補強の結果がどうなるのか、そしてそれが大谷の残留を後押しできるものなのかを見ていく必要があるだろう。大谷が最終的にどうなるのか、そしてその決断にモレノ氏の売却取りやめがどう影響するのかを知ろうとするのはまだ早すぎる。
大谷のフリーエージェント市場でのポテンシャルは球界のもっぱらの話題で、トラウトが2019年シーズン前に結んだ4億2650万ドルを超える規模の契約になるかもしれないと言われている。モレノ氏の「球団を売らない」という決断は"大谷武勇伝"における新展開であり、2023年シーズン中、注視していく価値がある。
コメント
コメントを投稿