Xiaomi smart band 7 pro を買った
Xiaomi smart band 7 pro が10月28日から日本の正規ルートにおいて販売開始となった。中国版は今年7月に発表されており、日本円でおよそ8,000円(https://smhn.info/202207-xiaomi-band-7-pro-spec)。グローバル版は10月初旬に発表されており99ユーロ(https://smhn.info/202210-xiaomi-band-7-pro-global-spec)。日本市場では14,800円なのでグローバル版のユーロ価格がそのまま円に反映されたという感じだ。
各種販路では10月21日から予約開始で、発売日までに予約することで早割として約1,500円安く買えることになっていた(実際にはタイムセールもあってAmazonでは11月1日までほぼ同じ価格だった)。私は23日に予約をして、当初は31日に到着する予定だったが、結果的に発売翌日である29日の夕方に届けてもらうことができた。
本製品(以下7proとする)はXiaomiのスマートバンドとしては初めて「pro」を名に冠するもので、それまで(Xiaomi smart band 7まで)の、超縦長で確かに「スマートウォッチ」と呼ぶよりは「スマートバンド」のほうが相応しい見た目からは変わって、5:3くらいの縦横比となっている。
機能としては歩数や消費カロリー量、心拍数や血中酸素濃度、睡眠時間など従来通りのヘルストラッカーとしての機能のほか、GPSを内蔵しているため、ワークアウトの情報(距離や速度)を正確に記録することができる。
===
ここからは、数日使ってみての私の感想を書いていく。
●バッテリー持ち
スマートバンドやスマートウォッチで一番気になるのはバッテリー持ちではないかと思う。個人的にはスマートフォンに加えて時計まで毎日充電しなければならないというのは面倒なので、数日は保ってほしいと考えている。
7proは公称では標準的な使用で12日間のバッテリー持ち、ヘビーユース(心拍数や血中酸素濃度を常に測定する設定にするなど)だと6日間のバッテリー持ちとされている。実際に使ってみたところでは、ヘビーユースに該当するであろう状態で6日もたないくらい(2.5日で100%→55%前後)、標準的な設定に戻すと10日前後もちそうなくらい(1日で55%→40%ちょっと)の消費ペースだった。睡眠は詳細に記録したいが、心拍数や血中酸素濃度を常に記録したいとは思わないので比較的バッテリーがもちそうな設定で使おうと思う(心拍数の連続モニタリングは自動・1分ごと・10分ごと・30分ごとの選択肢のうち「自動」、血中酸素濃度の終日モニタリングは「オフ」、ストレスレベルの終日モニタリングは「オン」、睡眠の「高度なモニタリング」は「オン」にした)。
●画面の大きさ
7proの画面解像度は280 × 456ピクセルということなのでほぼ5:3の縦横比で、対角線の長さが1.64インチだ。Xiaomi smart band 7は楕円状の画面で正確に比べるのは難しいが、7proの紹介ページでは表示領域が50%増えたとされている。
確かに画面サイズはそれなりにあるので日付時間/歩数/消費カロリー量/電池残量/天気・気温を一画面で表示することができる。メールやLINEなどの通知も見やすい。特にウィジェットの配置次第ではスマホよりも手軽に天気を確認できる。たとえば私は1タップと1スワイプ(手首の動きによる画面自動点灯が働けば1スワイプ)で天気ウィジェットにアクセスできるようにしている(起動→ウィジェット1枚目[天気])。
●Alexa
Amazonの音声アシスタントであるAlexaを使うことができる。しかし、あまり使わないだろうと思う。音声(「アレクサ、」という呼びかけ)で呼び出すことができない(たぶん)うえ、このバンド自体にはスピーカーがないため、機能が限られてくるからだ。想定される使い方としては天気やその日の予定を訪ねたりして文字として画面に表示されるというのがあるが、音声で呼び出せないためタップとスワイプでAlexaを起動する必要があり、それと同等の操作数で7pro上の天気アプリ(現在地の現在の天気などと数日間の予報を確認できる)とスケジュールアプリにたどり着けてしまうのだ。わざわざAlexaを使う必要性がない。
タッチ操作でほかの地点(ただし、あらかじめ登録した5地点までならタッチ操作だけで確認可能)の天気を調べたり、予定の登録をすることはできないので、Alexaを起動したうえで「香港の天気は?」や「明日の13時に会議の予定を入れて」といった使い方はあるので、Alexaを搭載した意味が全くないわけではないが、(音声での呼び出しに対応したうえで)ニュースや音楽をイヤホンやスマホ内蔵スピーカーで流してもらったりできれば使用頻度は上がりそうだと感じた。
●その他
・7proからBlutooth接続しているスマートフォンのカメラのシャッターをコントロールすることができるため、スマホスタンドや三脚があれば自撮りなどに活用したり、シャッターボタンをタップした際のわずかなブレをなくしたり(とはいえ大概のスマホは手ぶれ補正が効くだろうが)できる。
・また、スマホで音楽を流しているとき、7proで「前の曲へ」「次の曲へ」の操作、そして音量のコントロールができる。ワイヤレスイヤホンでもコントロールできるものなので活用場面は多くないかもしれないが、私はスマートフォンを机の上に置いた状態でスマートフォンの内蔵スピーカーから音楽を流しつつ掃除したり料理をしたりすることが多いのでそういうときに使える機能だ。
・スマートフォンの音を鳴らす機能もあるので家の中でスマホをなくしてしまったときに探すのに使える。
・GPS内蔵なので、ワークアウトのルート確認(マップと重ねた表示はできないので、どのあたりで右左折したかなどあくまでおおまかな軌跡の確認)をすることができる。
・バンド同士の摩擦が大きくて、バンドの余った部分を留めるリングが動かしづらい。基本的に一日に何度も脱着するものではないから大きな問題ではないが、職場などに電子機器持ち込み禁止区画などがあると面倒に感じたりしそうだ。
<他製品との比較>
同様の形状(縦長すぎない長方形ディスプレイ)で、ヘルストラッカーとして一定の機能を備えたHuawei band 7やAmazfit band 7などは8,000円ほどで、セール時は7proの半額ほどの価格で購入することもできる。これら2つの製品はGPS内蔵ではないが、それが必須でないならわざわざXiaomi smart band 7 proを購入する必要性はあまりない、と言えるだろう。ちなみにAmazfitシリーズを展開しているZepp Health CorporationにXiaomiは出資しているらしい。
GPS内蔵同士で比較するならHuawei Watch FIT2が機能面でも価格面でも対抗になりそうだ。また、Fitbit charge 5も通常価格は約2.4万円ながらAmazonのセール時に1.5万円くらいになっている。Fitbit charge 5はSuica対応なのが大きい。ほかにはRedmi Watch lite 2なども挙げられる。
<まとめ>
Xiaomi smart bandシリーズとしては初のproモデルで、まだ未完成というか、改善の余地があると感じる。とりあえず、どうせ搭載するならAlexaをもう少し使えるものにしてほしい。
あとはメールアプリやメッセージアプリで定型文返信などができるとかなり良い…がこのあたりはレスポンスに影響しそうだし画面のサイズからしても実装の可能性は低そうだ。それ以前の技術上の話として載せたくない、載せられないのかもしれないが。
結局Apple watchやPixel Watchのように高機能に振り切ってい(て、値段もそれなりに高くてもいいという想定であ)ればサイズや電池もちに関しては割り切り、機能を盛ることもできるのだろうが、ヘルストラッカーとしてのコンパクトさ、バッテリーもちを維持しつつXiaomiやHuaweiのように価格も抑えて消費者に訴求したいとなると機能面はかなり大胆に取捨選択する必要があるのだろう。高機能がほしいなら素直にGarminの高いやつやPixel Watchを買おう。
※マイナスなこともけっこう書きましたが、バッテリーもちもよく、GPS内蔵で1.5万は他社製品と比較すると頑張っているほうだとは思っています。[
===22.11.7追記===
設定をいろいろ見ていたところ、電話着信があった際にその相手の番号にSMSで定型文を送信できるようだ。
つまり、画面サイズ的にはメッセージの短文返信などは可能だというのがXiaomiの認識なのだろう。あとはSMSに対してSMSで返信したり、InstagramやTwitterなどのDMへの返信などはどこまでできるかだ。Mi Watch や Redmi Watch でも対応していない機能だが、初めて「pro」を冠するモデルということで、(この機能に限った話ではないが)今後アップデートにより充実していってほしい(ただの個人的願望でしかないです)。
あと、中国版はNFC決済に対応しているのが羨ましいと思ってしまう。FeliCaは国際的にはマイナー規格なので期待はしないが、日本でも近年はVISAやMastercardのタッチ決済が浸透しつつあるのであってもよくない?と思ってしまう。






コメント
コメントを投稿