大谷が止めた、エンゼルス14連敗
MLB(Major League Baseball)もシーズンの3分の1以上が過ぎ、前半戦終了も近づいてきた。日本のファンとしてはやはり気になるのは大谷翔平だろう。
昨季は二刀流でフルシーズンを戦い、投手としては9勝2敗の防御率3.18、打者としては46本塁打という大活躍でリーグMVPを獲得した大谷。今年もMVPや本塁打王その他投手タイトルなどの獲得に期待がかかっている。
そんな大谷を擁し、2014年以来のプレーオフ進出を狙うエンゼルス。昨年は故障でシーズンの大半を欠場した野球星人あるいはベースボールマシーンことトラウトがここまでは長期離脱なく戦い、テイラー・ウォードもそんなトラウトに迫る成績をマークするなど開幕から好調で5月24日の試合が終了した時点で27勝17敗の貯金10。同地区に強豪アストロズがいることから地区優勝は逃すことはあってもワイルドカードゲーム出場は叶うのではないかと期待は高まっていた(はず)。
しかし、5月25日から地獄の連敗が始まった。
好調の原動力だったウォードが故障で離脱した。主砲トラウトが30打席連続無安打と、野球星人の異名に不相応な不調に陥ってしまったということもある。また、対戦チームがブルージェイズ、ヤンキースという地力のあるチームだったり、スロースタートではあったものの昨季ナ・リーグMVPを獲得したブライス・ハーパーが調子を上げるとともに勢いづいてきたフィリーズだったりしたのも大きい。しかし、それらの要因を説明されても納得できないほど負けに吸引されていた。
特に11連敗目となった現地5日(日本時間6日)のフィリーズ戦はまさに悪夢としか言いようがない展開だった。
8回表終了時点で6-2で勝っていながらその裏に満塁ホームランで同点とされ、9回表に一点勝ち越すもその裏3ランホームランでサヨナラ負け。「泥沼」「悪夢」「衝撃的な結末」などメディアも様々な言葉で報じた。
そしてその次のゲームも落とし球団記録の12連敗。翌日の試合前にはマドン監督の解任も発表された。休養を減らすなど大胆な起用が大谷の昨年の飛躍に一役買っただけあり、大谷も「全てが監督のせいというわけではもちろんない」「自分自身の調子が上がらない申し訳なさというのがある」などと語った。
代理監督のもと臨んだ最初の2試合も1点差で惜しくも敗戦し、14連敗。
そして迎えた現地9日(日本時間10日)のレッドソックス戦。大谷は二刀流での出場。いつも以上に気合いが入っているように見えた。相手打者を三振に仕留める際に上げる雄叫び、ガッツポーズ。先制点を与えた直後の攻撃で2ランホームランを放ちあっさり逆転。ダイヤモンドを回る際にも声を上げ、ガッツポーズ。点を取られてからすぐに取り返すというのがとても珍しいというわけでもないのだが、大型連敗のなか投球でも打撃でもチームを引っ張っていく存在として期待され、責任を背負う大谷のその日に懸ける想い、気概というのが伝わってくるような気がした。
その後味方打線も奮起し5-2で勝利。試合内容からして大谷が15連敗を阻止したと言っても差し支えないだろう。昨年の本塁打量産と比べれば今季の成績はまだまだ物足りないようにも思えるが、開幕から1ヶ月ほどの間の低迷に比べれば随分と調子を上げている。大谷個人の活躍、エンゼルスがここから更に盛り返してのプレーオフ進出に期待したい。
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