就職活動体験記①- 2dayインターンシップ

 人生の方向性がある程度決まってくる(決めていく?)時期だ。

ついては、先日私は就職活動の一環としてオンラインの2dayインターンシップに参加した。

インターンシップといえば夏のイメージもあるが、私はあまり活動的ではなかった。スカウト型求人サイトで誘われた1dayのワークショップを2度経験したのみだった(急ごしらえのESを3,4社ほどに送ったが、選考があるインターンシップに参加することは叶わなかった)。

今回もまた、スカウト型求人サイトからの誘いであった。私が参加を決めた理由は主に2つで、まず、①企業規模がそれなりに大きく、事業内容としても私の志望と一致していたため。そして、②いわゆるジョブ型雇用に近い方式を採用しており、その職種に一定の興味があったため、である。

ひとことで言えば、とあるメーカーの情報システム部門のインターンシップだった。

まず、恒例であるが会社についての簡単な説明がなされた。先述の通り、大企業であり誰もが知っている会社であるから会社概要についての説明はとても短かった。それから、部門の業務内容についての概要が説明された。情報システム部門の中にも様々な部署があり、各部署が生産部門や開発部門、アフターセールス部門や総務・経理といった一般部門などと協力して、社内業務の効率化や製品・サービスの質の向上を図るとのことだ。

もう少し具体的に、もっとも典型的な業務の流れを説明すると、①各部門からの聞き取りをもとに企画、 ②要件定義・基本設計 を行い、詳細の設計や開発・コーディングは他企業に委託、③進捗管理や折衝 を行い、④テスト、⑤運用保守 を行うということだった。部門の総体としてはいわゆるSIerに近い?

その後、お偉いさんから会社の長期ビジョンのような話を少し聞いてから、業務体験ワークとして参加学生に課題が与えられた。

課題は、顧客から声が寄せられた事例をもとに「アフターセールスのうえで生じうるトラブルを未然に防ぐ方策を(情報システムの観点から)考える」というものだった。学生4人がグループとなって話し合い、資料をつくり、検討した策を発表するという流れだった。

話し合いは、メンバーの意見が真っ向から対立するということはまずなく、かなりスムーズだった。私自身積極的な性格ではないが、ほかの学生も同等かそれ以上に控えめで、そして私は大学院生で学部3年の学生と比べ年長者ということもあり、(望んだわけではないが)話し合いでは中心的な役割を果たした(と思う)。一人、自分独自の提案ができないのはよしとして、ほかの人の提案に対する賛否すら、こちらから尋ねない限り全く表明しない学生がいて少しだけやりづらいなと感じた。どうしても自分の意見を強く推したい場面が一度あり、我田引水な感じがして気持ち悪かった。

発表のあとは社員からの質疑応答とフィードバックがあったがそれも無難にこなせた(はずだ)。フィードバックで印象的だったのは「ITツールを導入せずに済むならそれに越したことはない」(そりゃそうだ)という話。当然と言えば当然だが、社外のいわゆるITコンサルタントであればそのようにできると認識しつつも秘匿していることがありそうだなと思った。そしてどの分野・フィールドでもそうだが費用対効果、投資対効果の視点の重要性。

最後は社員との座談会という形式で、気さくかつざっくばらんに話を伺うことができた。

全体の感想として、まず会社の雰囲気に好感をもった。先輩社員やお偉いさんの話から、会社全体として「よい製品をつくろう、よいサービスを提供しよう」という一つの方向に向かいながらも、そこにコミットしすぎず「おもしろいことをしよう、チャレンジングなことをしよう」という気風もあるように感じた。座談会では入社理由を尋ねられた社員が「決め手になったのは人」と答えていたが、その一端は垣間見た気がした。

インターンシップ参加者は本選考での書類選考は免除で、いきなり面接に進めるということで、素直に参加してよかったと思えた。しかし、入社に際して「TOEIC●●点以上の取得および証明書の提出が必須です」という文言があった。私は以前●●点以上のスコアを獲得したことはあるが、既に別の用途で証明書を提出済みで、再発行の期限も過ぎているのだ。もちろん、これから受けてもいいがしばらくTOEICの勉強からは遠ざかっているから一発で●●点以上をとれるかは正直なところ自信がない。

他の企業でもTOEICのスコア証明書を求められることはあるだろうから、また受けてみようとは思うのだが、受験料がもったいないなと感じるとともに、「人生なかなかスムーズには進まねえなあ」と思ったのだった。

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