投稿

4月, 2022の投稿を表示しています

どうしようもなさ、無能

 先日知人に会いに東京へ行った。最近フットワークが軽くなったというか、なにか行動することに躊躇がなくなってきた。東京の繁華街もやはり臭かった。久方ぶりに会った彼は東京の街によく馴染んでいた。最後に会ったのはもう3年以上前だったが随分変わったなと思った。 日帰りの弾丸旅行だった。私は帰りの高速バスの時間を勘違いしていた。バスタ新宿を必死に走ったが、わずか30秒及ばずバスは出発してしまった。仕方がないから品川まで移動して新幹線に乗った。 自分の無能さが悔しくて、悲しくて、辛くて、しかしながらどうしようもない。高校3年生のころ、大学受験のための小旅行で新幹線の切符を紛失して改札を出る際にさらに交通費を払わなければならなくなったときのことを思い出した。中学生のころ、トイレ掃除をするときにホースで乱暴に水を撒いてトイレットペーパーをいくつもダメにして怒られたときのことを思い出した。この前だって不注意で貴重な実験サンプルを無駄にしてしまったところだ。私は昔からずっと、ほんとうに無能だ。 うんざりとした気分のまま帰宅して、夕食を食べようと冷蔵庫を開けてみた。3ヶ月前に買ったキャベツがラップに覆われたまま鎮座しているだけで、用に足るような食材はなかった。3ヶ月もすればドロドロになってしまうと思っていたが冷蔵庫に入れておけば意外と腐らないようだ。 今朝、そのキャベツを捨てた。験担ぎとかそういう意味ではないが、このどうしようもなかった3ヶ月間を払拭してまたなんとかやっていこうと思った。本格的に夏が来る前に、ドロドロに腐りきってしまう前に、処分することができてよかった。